どうも!リョクちゃです。
今回は、ネットワークトラブルの原因調査として使える
Windowsコマンドの”ping”について紹介していきます。
“ping” → ピン、日本ではピングと呼ばれる。
※ピングーではない。
ちなみに前回の記事はこちら
目次
pingコマンドって
- 通信経路やターゲットとの疎通を診断する
- 宛先までIPパケットが到達するかを診断する
pingが通るか通らないかで通信先の端末が稼働しているかどうか、
通信先に至るまでの通信経路が正しいかどうかを検査できます。
pingコマンドの使い方
pingコマンドは基本的に、以下の構成で使うことができます。
例えば、www.yahoo.co.jpといった宛先に対して、pingコマンドを実行してみます。
実行するには、コマンドプロンプトを立ち上げて、コマンドを打ちます。
初期状態では32バイトのデータ部を持つ、ICMP echoパケットを4つ生成します。
生成したパケットを1秒おきにwww.google.comに対して送信します。
www.yahoo.co.jpから応答メッセージを受け取ると、
応答を受け取るまでの所要時間や平均時間などが表示されます。
最後に、4回pingした結果を返してくれます。
今回は、4回返答があって、応答時間は14~55ms
平均だと26msになります。
問題なく通信はできていそうです。
ここで応答がなかった場合は、
下図のような感じになります。
応答パケットが戻ってこない状態を表しています。
原因としては、以下のことが考えられます。
- 通信先がダウンしている
LANケーブルが抜けていたり、停電だったり - 通信先がpingパケットの送受信を禁止している(許可されていない)
pingコマンドが通信先において使えない - 通信経路の途中にあるいずれかのルータがパケットを正しく中継していない
ルータに問題がありそう、ルータの設定の見直しなど - 通信経路の途中のファイアウォールもしくはルータでpingパケットの
送受信や中継を禁止している
オンラインゲームにおけるpingの意味
こちらは雑談になります。
オンラインゲームでもよく、ping値が遅くて思うように
動けないといったこととかあるのではないでしょうか?
ここでいうping値は
を指します。
先ほどの応答にかかる時間がping値にあたります。
一般的に、30ms~50msがオンラインゲームでは普通になります。
FPSだと、ping値は15ms以下としたいところ……。
なかなか難しいです、通信環境を見直さないと。
これがさらに早くなる方向に行く場合は、ストレスなくゲームができ、
だんだん遅くなる方向に行く場合はゲームの処理に遅延が生じます。
この場合もpingコマンドを使うことで、ゲームサーバに対してping送り、
通信経路の状況を診断することができます。
また少しでもpingを改善したい場合は、
- 現在使っているLANケーブルを変えてみる
- ルータを新しいのに買い替える
- ネット回線を切り替える
といった検討をしてみるのが良いでしょう。
LANケーブルも様々なカテゴリがあり、だいぶ前にネット回線を引いてそれっきりだと
ケーブルも古いカテゴリだったりするので検討してみるのは大いにありです。
※有線で接続されている方向けの情報になります。
ゲーム向きだと、カテゴリ6Aといわれるカテゴリがおススメです。
ルーターは最低限
- 3~5年以上同じのを使用していないか
- 11acに対応しているか
- 有線ポートが最大1Gbpsに対応しているか
といったところを守れていれば問題ありません。
気になるようであれば、ルータの交換を検討しましょう。
ルータを変えることで、ゲーム以外にも動画がサクサク見れたり、
ネットがかかわる処理が速くなったりして快適になる場合もあります。
下記はおススメのルータになります。
ネット回線の切り替えは住んでる場所によって契約がまちまちなので、
こちらはすぐに変えるのは大変かと思います。
気になる方はお調べください。
NURO光
- 最大2Gbpsの超高速回線
- eSportの試合で採用
最高の回線環境を作りたい、ping値を低くしたい人におすすめです。
また、NURO光回線を利用した回線についてもピックアップしておきます。
まとめ
Windowsコマンドのpingを使うことで、通信先の端末とのネットワークの状態が
どうなっているか(生きているか)を調べたり、
通信先との通信が行えるかどうかの確認をすることができます。
意味と役割を持ちます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
Windowsコマンドの学習にはこちらの参考書を活用しています。