【初心者向け】pingコマンドの使い方とオプション一覧|疎通確認の基本ガイド

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【初心者向け】pingコマンドの使い方とオプション一覧|疎通確認の基本ガイド

どうも!リョクちゃです。

ネットワークのトラブル対応で最もよく使われるのが ping コマンド です。
通信先と正常にやり取りできるか(疎通確認)を、簡単かつ正確に調べられます。

本記事では、Windowsでの ping コマンドの基本〜実務例まで、図解つきで初心者向けに解説します。


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pingとは?何がわかるコマンド?

ping(ピン)は、ネットワークが正常につながっているかを確認するためのコマンドです。

🔍 pingでわかること

  • 対象と通信できるか(疎通可否)
  • 応答速度(ms)
  • パケットロスの有無
  • ネットワーク遅延の有無

トラブルが起きたときの“最初の切り分けツール”として必須です。


基本構文と使い方

🔧 基本構文

ping 対象アドレス

例:Googleに通信できるか確認

実行例

ここをみる!

  • Reply from : 通信が成功
  • time=xx ms : 応答時間(遅延があるか)
  • TTL= : 経路の長さの目安

主要オプション一覧(よく使う順)

📌 1. -t:連続でpingを送信する

→ Ctrl + C で停止 回線の安定性を見る時によく使います。


📌 2. -n 回数:繰り返し回数を指定


📌 3. -4 / -6:IPv4 / IPv6 を強制


📌 4. -l サイズ:パケットサイズを変更

MTU調査に使われます。


pingが通らないときの原因と対処法

❌ 1. 接続先がオフライン

→ サーバ停止・機器電源OFFなど
→ 別の端末からも同じ症状か確認

❌ 2. DNSの問題

ping 8.8.8.8 は通るがping google.comは通らない場合

💡 DNS設定がおかしい可能性大
ipconfig /all を確認
nslookup google.com を試す


❌ 3. ファイアウォールのICMPブロック

企業では多い
→ ICMPが禁止されている場合は Test-NetConnectionを使用


❌ 4. ルータ・WiFiの不調

→ WiFi再接続
→ ルータ再起動


実務で役立つpingの使い方

🔹 WiFiが遅い/繋がらない時

→ 自宅ルータへの安定性チェックに使える


🔹 社内サーバへの遅延調査


🔹 海外サイトの遅延確認

→ TTL値で海外経由と判断できる


【応用】バッチファイルで監視する方法

ネットワークが落ちたタイミングを自動で記録したい場合は、バッチ化が便利です。

例:疎通不可時にログ出力


PowerShell版:Test-Connectionとの違い

PowerShellでは Test-Connectionの方が細かく制御できます。

また、ICMP禁止環境では Test-NetConnection -Port XXが強力です。


まとめ

  • pingはネットワーク疎通確認基本コマンド
  • time(応答時間)、TTL、パケットロスを見れば状況を判断できる
  • よく使うオプションは-t, -n, -4, -6
  • 検証やトラブル対応に必須
  • バッチ化やPowerShellと組み合わせると実務向けに強化できる

初心者から実務担当まで、まず覚えるべきコマンドです。


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