Pythonで扱われるデータ型のひとつで数値型があります。 今回は数値型について触れていきます。 ちなみに前回は文字列型について触れてきました。
目次
スポンサーリンク
Pythonで扱われる数値型
Pythonで扱われる数値には、4種類あります。
- 整数
- 浮動小数点数
- 複素数
- ブール値 (数値としておきました。)
に分類されます。
整数
要点を絞って解説すると、
- 0, -11, +33, 123456のように記述をします。
- 整数に範囲はありません。
- 整数のサイズに上限がありません。
- int型といわれます。
| 1 2 3 4 5 6 7 8 | # 整数 x = -11 x = 30000000000  # 多くの言語ではサイズが大きすぎてしまう。 x * 3  # 90000000000 x * x  # 900000000000000000000 | 
浮動小数点数
- 小数点もしくは科学的記数法を使用して記述をします。
- 値の精度はコンピュータに依存します。
- C言語のdouble型(64ビット)と同等です。
- float型といわれます。
| 1 2 3 4 5 6 7 | # 浮動小数点数 x = 2.0e-8  # 2e-08 x = 5 / 2.0  # 2.5 x = 5 / 2  # 2.5 | 
Pythonでは、整数同士の除算が浮動小数点数になりますので注意です。 また、科学的記数法は、”-2E-8″といった書き方をいいます。
複素数
- a + bj の記述で複素数を標記できます。
- 実部(real)と虚部(imag)にわけて抽出もできます。
- 複素数の実部と虚部は常に浮動小数点数として返されます。
- complex型といわれます。
| 1 2 3 4 5 6 7 8 | # 複素数 x = 3 + 2j  # (3 + 2j) x.real  # 3.0 x.imag  # 2.0 x - (4 + 4j)  # (-1 -2j) | 
虚部に”j”を付けることで、複素数が表せます。
ブール値
- “True”(真)と”False”(偽)で表記されます。
- if文などで基本的に使用されます。(条件の判定に使われますね。)
- bool型といわれます。
| 1 2 3 | # ブール値 x = True y = False | 
四則演算の記法
下にPythonでの四則演算の記法を示します。
| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 | # 四則演算 a = 10 b = 5 # 加算 a + b  # 15 # 減算 a - b  # 5 # 剰算 a * b  # 50 # 除算 a / b  # 2.0 | 
剰余とべき乗
下のように記述ができます。
| 1 2 3 4 5 6 7 8 | a = 2 b = 3 # 剰余 b % a  # 1 ←余りを表示 # べき乗 a ** b  # 8 ← 2の3剰をしている。 | 
おわりに
さらりと触れましたが、だいたいこんなことを覚えておけば、 簡単な計算はできるようになるかと思います。 シンプルな電卓は作れそうですね。 例えば、数字を入力して、四則演算した結果を出力するような。
質問し放題のオンラインプログラミングスクール|SkillHacks(スキルハックス)
