どうも!リョクちゃです。
昔、家に住み着いたハエトリグモを捕まえて、飼育容器に入れしばらく観察をしていました。
観察中に捕食している姿を運よく見ることができたので紹介していきます。
捕まえたハエトリグモは、おそらくメスだと思います。
普段見るハエトリグモよりも若干大きいと感じたからです。
クモの場合メスの方がオスよりも大きいです、ほかの昆虫だとカマキリも同様です。
ハエトリグモに餌をやる
餌は、この頃ホームセンターで購入したコオロギを繁殖させていたので、
これをあげることにしました。
(コオロギの繁殖も後で書き残して置こう……。)
大きさでいうと、捕まえたハエトリグモよりちょっと大きめのコオロギです。
自身よりサイズが大きいものを食べるのか気になったので、
ちょっと大きめのを選んじゃいました。
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ハエトリグモの捕食行動
コオロギを飼育容器に入れるなり、すぐさまハエトリグモは反応しました。
コオロギの動きを伺いつつ、じわじわとコオロギに近づいていきます。
そして、距離とタイミングを計ってコオロギへと飛びついていきました。
ここでの驚きは自分よりも大きい獲物に向かっていくということですね。
また、的確に獲物との距離を計ったうえで飛びついているのも驚きです。
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喰らいついた瞬間、獲物に対してハエトリグモは毒か何かを獲物に注入していそうです。
しばらく咥えて、獲物の息が止まるのを待っているようでした。
徐々に獲物の体力がそがれていき、やがて動きを止めるとともに
ハエトリグモは捕食の体制に移行しているようでした。
ここからが見ていて、新たな発見になりました。
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カマキリ同様、獲物の全てを喰らいつくすのかと思ったのですが、
ハエトリグモの捕食はカマキリのそれとは違って、
獲物の形を残したまま捕食するそうです。
獲物の養分を吸って食べるようなイメージだ、蚊や蚤に近いのでしょうか?
もしくは、獲物を溶かしながら食べているとも考えられます。
実際に獲物の形が残ることから、獲物の養分を吸うような食べ方だと推測はできそうです。
後々調べてみると、ハエトリグモは獲物に食らいつくと同時に獲物に神経毒に分類される毒を
抽出し弱らせていくことで、獲物を仕留めるようです。
仕留めたら、獲物を咀嚼する際は養分を吸い、自身の体内に蓄えているそうです。
諸説ありそうですが。
食べている時間というのは、数時間程度でした、結構長かったです。
途中、位置を変えながら食事をしている場面もありました、
この際も獲物はホールドしながらです。
食べ終わると、ハエトリグモのお腹の部分に溜まっていくのが目で見てわかります。
お腹が膨らんでいるからです。
食べているものによって、色が変わるのは見ていて面白いです。
今回は、ハエトリグモの捕食している姿を見ることができたので紹介をしてみました。