ヤドカリの飼育方法とは?海で捕まえた個体を家庭で育てる方法を解説

どうも!リョクちゃです。

今回は、海で捕まえてきたヤドカリを飼育するにはどうしたらいいか

悪戦苦闘しながらも環境を構築し、飼育できるまでに至ったので紹介していこうと思います。

ヤドカリ……なぜか海に行くと、

子供たちが拾っては飼いたい!!といわれた経験はありませんか?

泣く泣く連れ(持ち)帰ったはいいけどどうすればいいんだろうって

なられたのではないでしょうか。

本記事では、連れ帰ったヤドカリを飼育する環境を構築していきます。

目次

ヤドカリの飼育方法とは?

海で捕まえた個体を家庭で育てる方法を解説

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これだけはやってはいけないこと!!

最初に、これだけは伝えておきます。

ヤドカリといえど、海に住んでいるヤドカリはペットショップで、

一般的にペットとして販売されているオカヤドカリとは違います

オカヤドカリは陸棲のヤドカリで、逆に水が苦手です。

一方で海に住んでいるヤドカリは水(海水)がないとダメです。

また、海水も単に食塩で作った海水に入れるのは基本的にはダメです。

塩分濃度を海水と同じ濃度に合わせて作ることもできるのですが、

軽量しながらは難しい上、後々の調整が大変です。

連れ帰る際には

もしヤドカリを連れ帰る際は、まずは住んでいたところの海水をペットボトル(1.5~2L)の2本分入れて、様子を見てください。

そして、ペットショップへ行って、人工海水の素を買って自宅で海水を作り、

慣れさせていきましょう。

ヤドカリはわりとある程度の水質の変化には強いので大きく変化がない限りは生きられます。

海に住んでいるヤドカリ(水棲ヤドカリ)

海にいるヤドカリは種類が豊富で、海水浴場などでよく見かけるのは

「ホンヤドカリ」になります。ホンヤドカリにも種類が多く、

「ヨモギホンヤドカリ」や「ユビナガホンヤドカリ」がよく見かけるかもしれません。

これはヨモギホンヤドカリ?……かもしれないです。

水棲ヤドカリは、陸に上がっているところを我々はよく目にするかと思います。

そのため、海水無しでも生きられるんだと勘違いしてしまいがちですが、

海水は必要です。

飼育環境の構築

さて、ここからヤドカリを飼育する環境を構築していきます。

筆者は、まず持ち帰ったヤドカリは一旦はプラケースに入れておき、

後日飼育ケースを購入しました。

水槽

その際に購入したのが、こちら

ヤドカリのサイズも小さく、少数だったので広さには問題なかったです。

LegLass 30cm水槽(寿工芸)になります。

ソイル

水槽だけだと、生息していた環境には近づけられないので、

ソイル(底に敷く砂)も購入しました。

ヤドカリが住んでいた砂のサイズと同等のソイルにしました。

GEX AQUA SAND 水洗い不要の天然砂(ナチュラルパウダー)

水洗いが不要なので使いやすいです。

また、ヤドカリは雑食性なので、砂があることで”デトリタス”と呼ばれるプランクトンの死骸などの有機物も食べるので、あると尚、良しです。

人工海水の素

この他に忘れてはいけないのが、人工海水の素です!

これは、こちらを使用しました。

マツダ ニューマリンネット

500mlのペットボトルに対して1袋入れるだけで簡単に人工海水が作れてしまう代物です。

パッケージが可愛いのが特徴的で、1個に4袋入っています。

天然海水と同様の微量有効成分を配合した、カルキ抜き不要の人工海水が手軽に作れます。

初めての海水魚飼育でも手軽に始められる上、安価なペットボトルでも作れるので初

期投資も抑えられるのが魅力的です。

採取した生物がすぐに飼えない状況でも一時的に使えるので便利です。

頻繁に海水の入れ替えをしない且つ水量も少なくて問題ない場合にはお手頃です。

規模が大きくなる場合は、大容量の人工海水の素がいいです。

おススメは↓

マリンソルトは、海水魚飼育の必需品です。

全国の水族館や水産試験場でも使用されるほど、信頼性の高い商品です。

海洋深層水タイプのミネラルがたっぷり含まれており、海水魚たちの健康をサポートします。安心してご使用いただける、日本製の商品です!

別途、これを使う上では、比重計もあると調整が楽にできます!

※グラム計で調整はおススメしません、個人的に安定しなかったです。。。

テトラ 海水用の比重計です。

テトラのハイドロメーターなら、手軽に海水水槽の塩分濃度測定ができます。

一度の操作で正確な比重を測定できるので、お魚たちの健康管理に役立ちます。

簡単な操作なので、初心者の方にもおすすめです。

エアレーション

これも忘れがちなのですが、生き物には酸素が必要なので、

水槽の中に住ませてあげるヤドカリにも酸素を供給してあげる必要があります。

これが種類が多くて、悩んでしまうのですが、筆者はこれを使いました!

GEXが出しているエアーポンプで静音設計で水槽内に清潔な酸素を供給!

日本国内で最も使われているエアーポンプ2000SBをお届けします。

幅120cm以下、水深50cm以下の水槽に最適です。

これとセットで使ったのが、このエアストーンとエアチューブになります。

エアストーン

エアチューブ

使い方としては、以下の感じになります。

これで、水槽内に酸素を供給でき、生き物の酸欠を防止できます。

ヤドカリの餌

あと忘れてはいけないのが、餌です。生息域だと、餌は豊富にあるのですが

いざ家で飼育となると餌の用意ができず、餓死してしまうといったケースもあります。

ペットショップにはヤドカリ用の餌というのはないんですが、

ザリガニ用の餌であれば、ヤドカリも食べてくれます。

食性が似ているのもあり、ちゃんと食べます。

その中でも、キョーリンが出している餌がおススメです。


他にも、こんなのがあります。

ヤドカリのお家

あと、ヤドカリは大きくなるにつれて自分の背負っている殻(お家)を変えていきます。

その際に、殻がないとヤドカリの引っ越し先がなく、

場合によっては殻を出た時に外敵に襲われてしまいます。

そんな時に使えるのが、以下の殻になります。

ヤドカリにとって、宿替えはとても大切な行動です。
エデンの貝殻の宿替え用貝殻5個セットで、
愛しいヤドカリの新しいおうちを用意しましょう。マリンインテリアにも最適です。
いくつかサイズがあるので、筆者も飼育段階でいくつか購入。

他にも↓

ヤドカリの成長を追跡しよう!マルカンのナチュラルシェルは、天然の貝殻で、

ヤドカリの成長に合わせてサイズが変わるので、成長の記録をつけるのにぴったり。

ヤドカリによってサイズがバラバラなので、ヤドカリに合わせた殻を選んであげて下さい。

これらがあれば、お家でヤドカリの飼育はできるはずです!

あとは定期的に、水槽内の掃除をしたり、水の入れ替えを実施してあげてください。

ヤドカリは雑食性なので、時には”わかめ“などの海藻や野菜をあげてみて下さい。

食べる姿を見るのはかわいらしくて、いいですよ。

まとめ

今回は海で連れ帰ったヤドカリを飼育するにはどうしたらいいか、

飼育環境の構築について紹介していきました。

連れ帰った際にの一時的な処置には、ヤドカリが生息していた海水を

ペットボトルに入れて一緒に持ち帰ってあげて下さい。

その後、ペットショップで人工海水の素を買って、海水を作りましょう。

後は、飼育環境の構築をしていってあげて下さい。

そうすることで長期的な飼育ができるかと思います。

飼育するには責任をもって!

せっかくなのでヤドカリの観察をして、彼らの生態を理解してみるのも楽しいですよ!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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