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サブネットマスクとは?計算方法とセグメントの違いを図解で解説
どうも!リョクちゃです。
前回の記事では「デフォルトゲートウェイ」について解説しました。
今回は一歩進んで、
サブネットマスク を取り上げます。
IPアドレスを「どこまでがネットワーク部か」「どこからがホスト部か」を決める重要な仕組みです。
資格試験でも必須、実務でも理解が欠かせないポイントを整理しましょう。
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サブネットマスクとは?
- IPアドレスを ネットワーク部 と ホスト部 に分けるための「区切り線」
255.255.255.0
のように表現される- CIDR表記では
/24
のように表現される
例:
192.168.1.10/24
- ネットワーク部 =
192.168.1
- ホスト部 =
.10
- サブネットマスク =
255.255.255.0

計算方法
- ホスト部ビット数を確認
/24
→ 32ビット中 24 がネットワーク部 → 残り 8 ビットがホスト部
- 総アドレス数を計算
/24
→ 2^8 = 256
- 有効ホスト数を求める
- ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除外
/24
→ 254
- 範囲を確認
- ネットワークアドレス:範囲の最初
- ブロードキャストアドレス:範囲の最後
- 有効ホスト:その間
チートシート(IPv4)
CIDR | サブネットマスク | 総アドレス数 | 有効ホスト数 | 範囲例 |
---|---|---|---|---|
/30 | 255.255.255.252 | 4 | 2 | 192.168.1.0–3 |
/29 | 255.255.255.248 | 8 | 6 | 192.168.1.0–7 |
/28 | 255.255.255.240 | 16 | 14 | 192.168.1.0–15 |
/27 | 255.255.255.224 | 32 | 30 | 192.168.1.0–31 |
/26 | 255.255.255.192 | 64 | 62 | 192.168.1.0–63 |
/25 | 255.255.255.128 | 128 | 126 | 192.168.1.0–127 |
/24 | 255.255.255.0 | 256 | 254 | 192.168.1.0–255 |
セグメントとサブネットの違い
- セグメント
- L2(データリンク層)の区切り、ブロードキャストドメイン
- VLANで分けるとセグメントが分離される
サブネット
- L3(ネットワーク層)の区切り、IPでのネットワーク単位
- サブネットマスクで区切られる
👉 実務では「ほぼ同義」で使われることも多いですが、試験では区別が重要です。