【Windowsコマンド入門】ipconfigの使い方|IPアドレス・DNSを一瞬で確認

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【Windowsコマンド入門】ipconfigの使い方|IPアドレス・DNSを一瞬で確認

ネットワークが繋がらない、通信が不安定……
そんな時にまず確認したいのが、 ipconfigコマンドです。
この記事では、Windows環境でネットワーク設定を簡単に確認できる「ipconfig」の使い方を、初心者にもわかりやすく解説します。


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🔍 ipconfigとは?

ipconfigは、現在のネットワーク設定情報を表示するコマンドです。
具体的には以下のような情報を確認できます。

  • IPv4アドレス(自分のPCのIP)
  • サブネットマスク
  • デフォルトゲートウェイ
  • DNSサーバー
  • MACアドレス(物理アドレス)
💡 ネットワーク接続ができないときは、まず「ipconfig」で設定の基本を確認するのが鉄則です。

🧭 基本構文

実行すると、接続中のネットワークアダプタごとに、IPアドレスなどの情報が表示されます。

例:

イーサネット アダプター ローカル エリア接続:

接続固有の DNS サフィックス . . . . . . :
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . . . : 192.168.1.10
サブネット マスク . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . . : 192.168.1.1


⚙️ 詳細情報を確認する(/all オプション)

/allオプションを付けると、DNSサーバーやMACアドレスなどの詳細情報も表示されます。

主な項目:

項目 意味
Host Name コンピュータ名
DNS Servers 利用中のDNSサーバ
DHCP Enabled DHCP自動取得の有無
Physical Address MACアドレス(物理アドレス)

🔁 IPアドレスを再取得する(リリース/リニュー)

Wi-FiやLAN接続の不具合時に有効な手順です。

  • /release : 現在のIPアドレスを解放
  • /renew : DHCPサーバから新しいIPアドレスを再取得
⚠️ 管理者権限で実行が必要な場合があります。PowerShellを「管理者として実行」して行いましょう。

🧩 トラブル解決の実践例

状況 チェック内容 コマンド例
IPが割り当てられていない DHCPが無効かも ipconfig /all
インターネットに繋がらない デフォルトゲートウェイの確認 ipconfig
DNSエラーが出る DNS設定の確認 ipconfig /all

💡 よくある質問

Q1. IPv4とIPv6の両方が表示されるけど、どっちを見ればいい? → 多くの家庭・企業ネットワークでは、IPv4を使っています。まずはこちらを確認すればOKです。

Q2. Wi-Fiと有線LANのどちらを見れば? → 現在使っているネットワークアダプタを見ましょう。Wi-Fiなら「ワイヤレスLANアダプタ」、LANなら「イーサネットアダプタ」と表示されます。


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🧠 まとめ

ipconfigは、ネットワーク診断の第一歩となる基本コマンドです。 まずはこのコマンドで、自分のPCがどんな設定でネットワークに接続しているかを把握しましょう。

トラブルシューティングでは、以下の順序が有効です👇

  1. ipconfig /allで設定確認
  2. test-connectionで疎通確認
  3. nslookupでDNS確認
  4. netstatで通信ポート確認

次の記事 → test-connectionの使い方はこちら

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