どうも!リョクちゃです。
アルミ板を塗装しようとすると、
剥がれる問題やコストがどうしてもかかってしまうといった悩みや課題があります。
筆者も学生時代にロボットを製作している過程でアルミ板を塗装したいけど、
お金がない・塗装設備や環境がないといった理由から塗装を諦めてはいました。
ですが過去にネット記事や書物を色々調べ漁っていくと、意外とできるのでは?と思い至り
最終的に学生時代に塗装をした結果、
意外と塗装が剥がれずにうまくいったので記録を残しておきます。
目次
今回使用するアルミ板と塗装剤
以下の材料を使用しました。
No | 材料名 | 品番 | 価格 |
---|---|---|---|
1 | アルミ板 | A5052 厚さ:1.2mm | 169 |
2 | 金属用下地塗料 | GSIクレオス Mr.メタルプライマー改 スプレー 100ml | 384 |
3 | 紙やすり(サンドペーパ) | タミヤ フィニッシングペーパ 320番 | 84 |
4 | 紙やすり(サンドペーパ) | タミヤ フィニッシングペーパ 600番 | 132 |
5 | 紙やすり(サンドペーパ) | タミヤ フィニッシングペーパ 1000番 | 165 |
6 | 塗料 | タミヤ スプレー No.40 TS-40 メタリックブラック | 445 |
合計 | 1,379 |
アルミ板は使う長さと厚さで変わってくるので参考程度。
アルミ板塗装
下地処理
アルミ板に色を付けるために下地処理を行います。
この工程が一番大事です、ここを怠ると塗装がすぐに剝がれてしまいます。
筆者も何度もここでやらかしてしまいました……。
まず、準備として紙やすりを準備します。
以下の順番でやすり掛けをしていき、アルミ板をピカピカにしていきます。
- 320番台の紙やすり(サンドペーパ)で円を描くように磨いていきます。
⇒ 表面がまんべんなく白っぽくなればOK
磨いた後は、粉クレンザー等で洗浄をしておきます。 - さらに600番の紙やすり(サンドペーパ)で軽く磨く。
- 1000番の紙やすりで輝きのある金属面になるまで磨く
※やすりを行う時は一方向に!往復はダメ
ここまでやると金ぴかにアルミ板がなっていると思います。
磨くことでアルミ板に傷が付き、塗料が載りやすくなるからです。
細かく傷をつければつけるほど、理論上、塗料の載りがよくなります。
下地塗料を塗る
やすり掛けの下地処理が終わったら、次は塗料の載りをさらに良くするように
メタルプライマーと呼ばれる金属下地用の塗料を塗っていきます。
ダマにならないようにさっと吹き付けます。
吹き付けたら十分に乾くまで待ちます。
時期によって乾く時間が変わります。
夏場:30分程度?
冬場:1時間以上
ざっと参考の目安に。
カラースプレーでコーティング
最後に、好きな色の塗料を塗ります。
これも十分に乾かします。
ここからさらに、ツヤを出したいなどあれば
コーティング塗料のトップコートなどを吹き付けてツヤ出しを行うと、
綺麗に仕上がります。
トップコート一覧
最後に
今回、ロボットのブラケット用のパーツに塗装をしました。
ただ可動が激しいロボットでは金属がこすれる時に剥がれてしまいました……。
筆者は、可動が激しいロボットではなかったので、剥がれずに済みました。
時間の経過で安価で仕上げた分、
剥がれるスピードはちゃんとした塗装設備で行ったのに比べて、
早いのがネックですが、一時的に映えさせてあげたい場合には使えるかと思います。
まとめ
アルミ板を安価に且つ塗装があまり剥がれずにしたい場合、以下のポイントが大事です。
- アルミ板の下地処理をしっかりする必要があります。
⇒アルミ板に塗装が蒸着しやすいように傷を付けます。 - 塗装載りがよくなるよう、下地塗装を行います。
⇒ メタルプライマー - 塗装したいカラーを一方向にさっと吹きかけます。
2、3の工程は十分に塗装が乾いた後に行います。
以上、最後までご覧いただきありがとうございます。