どうも!リョクちゃです。
たまにはプログラム記事以外の記事も書こうと、
これまで料理やボドゲなどを紹介させていただいておりましたが、
今回新たにこれまで出会ってきた本の中からおすすめしたい本の紹介と感想を
記事にしていきたく、書きつづっていきます。
読書の秋というのもあり、読書ジャンルを開拓していければなとひそかに考えています(笑)
※ 実は読書も趣味で年間50冊(ジャンル問わず)は読んでいると思います。
そんな第1弾に紹介する本としては、伊坂幸太郎さんの作品でタイトルは
終末のフール
といった本になります。
この本を読んで、筆者の中で色々な考え方、モノの見方が変わってきました。
あらすじとしては……
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。
といった内容になっていまして、、、えっ?と思われた方もおられるのではないでしょうか?
実は筆者もそうでした、本屋さんでこの本を手に取り裏表紙のあらすじを読んだ瞬間、
おそらく皆さんが抱いているような感じになりました。
舞台は、八年後に小惑星が衝突する地球が舞台で、その中でも仙台北部を中心に描かれています。
注目なのが、八年後と予告されてから五年が過ぎているんです。
普段私たちの生活でも八年後に予告されて五年後過ぎていたら、
そんなこと忘れて日常と化してしまうかもしれません。
少なくともそうした過ごし方も考えられます。
この作品では、地球が滅亡する前提で描かれており、その間に作品に出てくる人たちがどう生きるか、また何をするかといった行動や心理が詰め込まれています。
あらすじの中には、
家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。
など各登場人物によってテーマがあり、それを作品では表現されています。
万が一、このような現象が私たちの住む生活圏にも降りかかってきたとして、
私たちはどんな過ごし方をしていくでしょうか?
そんなことが考えさせられる作品にもなっています。
若干重たい内容にも思えますが、その中には当然楽しいことや
感動することなど様々な感情の要素が詰め込まれています。
ですので、重さを感じさせないのも筆者は読みやすかったです。
前述で述べたように、考え方やモノの見方が変わるといいましたが、
登場人物の心情や行動を作品を通してみることで、
もし現実で起きたらどうするだろう?について普段は考えないのですが、
この作品を読むことで考えるようになった、また考えることで自身を見つめなおすきっかけにもなったといえます。
この行動は自身の刺激にもつながり良い意味でリプランニングができました。
また、モノの見方にいたっては、現実世界ではわりと主観的に見てしまう癖が根強くなっていて、他者をくみ取ることというのができなくなっている自分がいました。
そうした中で作品を通して、客観的にモノを見れるようになってきました。
見方が少しでも変わると今まで苦手だった人も実はこういうことを思っているんだ。や
聞き方・話し方ひとつで従来感じていた嫌な部分が良い部分にも変わるんだ。
といったことが実際経験として味わえました。
この経験は今でも大事に思っていて、それ故に思い出のある作品となっています。
だらだらと書きつづってしまいましたが、この作品のポイントとしては
- 終末がわかっていながら生きる意味とは?
- 読者だったらどんな過ごし方をしますか?
- 人生どう生きるか。
なのではないでしょうか?
何度読んでも読めてしまう、読むが故に生き方を考えさせられる
そんな引き込まれる作品なのではないでしょうか。
気になった方はぜひ、手に取って読んでいただけたらなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。